2012年4月23日月曜日

「兵は詭道なり」について:その1


さていよいよ当初予定していた古人は偉かったシリーズの最終回
兵は詭道なり」についてです。


これも前回に続き孫子の言葉らしいですが
今更説明するまでもなくまさにixaにぴったり。

ixaの戦闘は彼我の数値の多寡で結果が一義的に導かれるため
行動の基本は目的達成に向けて1点に力を集中することになるわけですが
その準備過程で自分の本当の狙いを秘して行動することにより
総合的には優っている相手の力を分散・無力化して
局所的に有利な状況を生み出すことが出来ます。

このように 自分が頭を使って相手を出し抜いてやったという感覚
(実際は大した使い方もしてなければ 知恵よりモチベと暇の差な感じ
なので錯覚ですが そこはそれです 勘違いでもいいじゃないですか
が味わえる点にixaの人気の秘密があるのだと思います。

とはいえ ixaの合戦では
それほど創造性が要求されるわけではないので
経験が浅い人も(面倒でもその気になれば)
すぐに慣れている人に追いつく事が出来ると思います。
なのでそう難しく考える必要はありません。

というわけで、(初心者の人へのixa紹介を趣旨とする当ブログは)
以下にそんなixaの醍醐味の敵の「騙し(たつもりのなり)方」
(それも一般的に共有されているもの)
を書いていきたいと思います。

もっとも、基本的に戦法や戦術は生ものなので
賞味期限切れのものや 書いたことで寿命が早まるものも含まれます。


***

・陣張り

まず攻撃・防衛に共通の事柄として陣張りについて述べます。

陣張りはixaの基本ですが ここでの文脈上特に重要な点は
加勢や合流元の陣がどこだか分からないように複数用意する
ということです。
折角楽しく参加していても発射元を潰されると元も子もありません。

具体的にどうするかといえば シンプルなのは
分かりやすいところ(目標近くだったり 味方同盟員の隣だったり )
にダミー陣を置きつつ 実際は遠目や目立たない陣から出すって方法ですね。
単に数を増やすだけでも効果的です。

経験としては例えば

ある盟主攻めの際 3連弾を出したばかりに
敵の速攻カウンターを散々受けることになったものの
実際の出陣元にはついぞ敵襲なしということもありました。
このときの出陣元は他の城を狙うためにあるとみせた陣です。

また東西戦でも砦攻めの際みるみるうちに
合流数が減るということがありましたが
距離10以上の陣から長距離攻撃課金を使って乗っていたら安全でした。

合流時間の長い東西戦ならではですが
高速部隊の存在によっては普段も使えるかもしれません。
(意外と長距離攻撃課金は意識されてないようですが
距離10以上からの攻撃はない が常識である限り有意であり続けると思います


***

・攻撃編

さていつものように前提から話を始めますと
繰り返しになりますが、ixaでは仕様上
攻撃側が局地的に圧倒的に不利です。

よって拠点の陥落を狙う場合には
相手がこちらよりも手薄である必要があるため
相手がアクティブな場合には正面から突っ込むのではなく
真の狙いとは違う偽目標に防衛部隊を配備させることで
狙った本命拠点を陥落させる というのが基本行動となります。

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ではどのようにして他の場所に防衛部隊を配備させるかですが
ixaで出来ることはそう多くないため 結局のところ、
本気でない=負けても良い攻撃(=「ダミー」)を偽目標に射出してそちらに気を引く
ということが主要な手段になります。

そこで問題はダミーの出し方になるわけですが、
これにもixa草創期から色々な方法が試されてきました。

ダミーで留意すべき要素、つまり
相手に伝わり且つ誤解(思い込み)をさせるために用いる情報としては
射出場所(距離)、速度(時間)、発射数などがありますが
以下では個人的に経験のある分かりやすい例を書いていきます。

*
まず最も単純な形として
同時着弾になるようにダミーを含む2発の通常速度の攻撃を別々の場所に撃つ
という方法があります。

これは何もソロでの攻撃に限ったことではなく
合流の場合も、相手の加勢が予想されるときに使われる最も基本的な方法です。

この場合、相手はどちらが本命かを考える余裕があるわけですが
特に、こちらの本命が向こうにとって重要でない場合や、
一見こちらが狙いそうなのが偽目標の方である場合などは有効です。

(逆に例えば、防衛側からすれば、出城周りを防衛陣で埋めているときに
陣を持たないソロの敵が遠目から出城と陣に同着で撃ってきても
陣目的なのは明白なわけです。陣は破壊最低限の部隊で十分ってことですね。
そうと知りつつ万が一に備えて出城を守ったりする人もいますが)

*
さらに、単に本命と偽目標の2箇所に1発ずつ撃つだけだと
相手も5分5分で考えることが出来るため
偽目標に撃つ部隊数を2つに増やす
という方法も考えられます。少し発展型ですね。
ちょっと本気度が高いように見せる方法です。

*
とはいえ、これらは結局のところ
相手にどちらを防衛するかの選択の余地を大幅に与えており
運の要素が相当強いことは否めません。
合流ならまだしも、ソロでこれでは圧倒的に分が悪いままです。

そこでさらに
ダミーは通常速度か少し遅めで出し、本命はギリギリまで待って高速で出す
ことで偽目標一本の敵襲に思わせて防衛部隊を配備させようと計ったり

さらに本命を分かりにくくする補足手段として
本命目標近くには陣をぎりぎりまで張らない
ことを併用することが考えられます。

つまり、予め偽目標に遅めのダミー(なんなら2発)を撃って
相手がそこに防御部隊を入れてくれることを期待しつつ
その間に高速部隊で本命近接陣を敷設の上
そこから即座に本命を急襲(硬そうなら連弾)するという方法ですね。

抗争激しいエリアであるなど、相手がこちらの陣の場所や攻撃を
意識していれば意外と引っ掛けることが出来ます。

また事前に偽目標にはノックを打って如何にも本気で狙っているように
みせるなどの小技をかませることも有効でしょう。

但し、本領を狙う場合、相当強力な破壊部隊でないと
耐久が非常に高い昨今では中々落とせません。

また個人的には、敵襲があっても
他に攻められ得て、しかも都合が悪い場所があるときは
配備可能時間ぎりぎりまで待つようにしてます。
そういう相手の場合却って最終的に撃つ本命がバレバレともいえます。
仕掛ける際は相手を良くみるようにしましょう。

*
というように、上で紹介してきたのはあくまでよくある方法ですので
慣れている人には通用しないかもしれません。但し、その場合にも
「よくある方法」の数だけそれを逆手にとる方法もあるということはいえると思います。

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まとめとしては、繰り返しになりますが
結局は、ダミー弾を使って相手に誤解をさせる、というそれだけの話です。
一見簡単そうで奥が深い ように見えて実はやっぱり浅いんじゃないか
とか思わないでもないですが こうした動きもたまにはした方が楽しいなと。

何が適切かは個別具体状況によりますが
相手の身になって考えるようにしていけば
失敗続きということはないと思います。


込み入った方法になると面倒なので
よほど本気で狙う場合以外は分かってても態々やらない
という人も結構多いと思うのですが
守る方としても こういった攻め方を織り交ぜられた方が
楽しめるように思います。

まぁなんだかんだで
高速/火力部隊の質が最終的にはものをいうのはお約束ですが。


***

少し長くなったので防御編はまた次回に回したいと思います。


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